日々の暮らしと時々の数学

くだらないチラ裏スペース。時々数学のことを書く。

▽アントニン(・レオポルド|)・ド(ボ|ヴォ)ル?(ザ|ジャ)[ーッ]ク

アントニン・ドヴォルジャーク(1841年9月8日 - 1904年5月1日)は

後期ロマン派を代表するチェコの作曲家で、

私の好きなクラシック音楽の作曲家の1人です。

 

もしショパン(1810年生まれ)が商品開発部長だとすると、

ドヴォルジャークはちょうど大卒の新人の子くらいですね。

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

日本では、

と~おき~♪や~まに~♪ひ~はお~ちて♪

という歌詞で、そして「(遠き山に日は落ちて|家路)」という

タイトルの愛唱歌として、

よく知られている曲がありますね。

 

これはドヴォルジャーク交響曲第9番「新世界(より|から|)」の

第2楽章のメロディが元になっているものです。

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

曲もさることながら、私がドヴォルジャークを好きな理由の

一つは、「表記ゆれ」が多いことです。

 

まず、名前の時点で、少なくともウィキペディアでは

アントニン・レオポルド・ドヴォルザーク

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

として、たくさんのヴァリエーションが提示されています。

 

先の「家路」も、日本では「遠き山に日は落ちて」と「家路」で

どちらを題名と取るかにブレ*1があります。

 

この下となっている曲の副題も、

一番メジャーなのは「新世界より」ですが、

NHKららら♪クラシックでもそうなっているように「新世界から」、

あるいは単に「新世界」と表記*2されることもあります。

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

主にプログラミング言語などで、

表記ゆれ等を込めて文字列の検索するときに便利な規格に

正規表現」というものがあります。

 

例えば、「ドルジャーク」か「ドヴォルジャーク」を検索したければ、

検索ワードを「ド(ボ|ヴォ)ルジャーク」という具合に設定すればよく、

とても効率的に表現ができます。

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

ということで、以上、

ハンガリー舞曲」で有名なブラームス*3により才能を見出された、

アントニン(・レオポルド|)・ド(ボ|ヴォ)ル?(ザ|ジャ)[ーッ]クの紹介でした。

 

*1:歌い出しの歌詞でもある「遠き山に日は落ちて」として知られる堀内敬三による題名/歌詞が日本では戦後の教科書に載っていたこともあり広く知られていますが、歌詞をあてる人により題名もまちまちです。

*2:「新世界」のアメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージ、といった意味があるので、「新世界」そのものを表現しているというよりは、新世界『より』込められたメッセージ、の意味であることを尊重しての表記だと思われます

*3:例えば、ブラームスが出版社にドヴォルジャークを紹介し、それにより今となっては代表作の一つである「スラ[ヴブ]舞曲」を作曲することとなりました。